茶道において何よりもたいせつなものはおもてなしの心です。繰り返される毎日の中では忘れがちですが、それはごく身近にあるものです。
誰かのためにお茶を立てる、その時用いる茶碗をどんな思いで探し選ぶのか、その気持ちこそがおもてなしだと思います。
当店が展示しております茶道美術品で、手にした時に思う何か……しっくりくると申しましょうか、お客様にとっての唯一品をご提案できればと思っております。
茶道美術には、外見だけでなく使うことによって成り立つ用の美があります。
茶会や茶事はその極みです。季節のお花やお菓子、時候の掛物やご趣向のお道具など、普段は繁忙にまぎれていても、その時だけは時空を超えた主客との交わりがあり、それこそが茶道の醍醐味です。
その時こそ用の美を感じて戴けるのではないかと思います。
どうぞお気軽にお立ち寄り下さいませ。
