茶道は日本が世界に誇れる代表的な伝統文化です。
室町時代に栄西禅師が中国から漢方薬として持ち帰った茶葉が、室町時代の貴族・豪族、安土桃山時代の戦国大名、江戸時代の商家や庶民にまで普及した経緯には、目まぐるしい日本社会の変遷が反映されています。
そして、お茶の精神は「和敬清寂」という言葉に凝縮されています。
亭主が心をこめて立てた一碗の茶はなにものにもかえがたいものです。清らかに静かな心でお茶を頂けば真の心が通じ合い、亭主と客が社会的な地位や貧富に関係なく、互いに敬いあい思いやることができるのです。
そこで用いられる茶碗・茶入れ・棗・菓子器・軸・香合…それら全てのものに亭主のもてなしの心が映し出されます。
しかしそれは、ただ単に贅をこらすということではなく、いかにその時の季節・テーマにマッチしているかということです。まさにそれが茶道具の取り合わせの妙だと言えます。
当店がお客様のこだわりにお答え出来る品々をご紹介し、お客様にとって最高の「一期一会」の一助になれば幸いでございます。
また、おひとりで茶を立てる時、ひとつの茶碗がその手にわたってくるまでの歴史に思いをはせる、ご自分のこだわりで収集した品々を眺める、これも一つの癒しなのかもしれません。
「物質の時代」から「心の時代」に移り変わってきた今、この癒しを茶道美術のなかに見出して頂けたらと思います。
商品は本サイト上でもご紹介していますが、取扱品の一部です。是非ともお手に取ってみて戴きたく、ご来店をお待ちしております。
ご探求品がございましたらいつでもお気軽にお問い合わせ下さい。